将棋とRPG

出張続きということもあり、風邪を引いてしまいました。今回は珍しく38.6℃まで上がってしまったので、ちょっとしんどく、帰って来てからなるべく静かに過ごしています。本当は絶好の将棋勉強タイムのはずなのですが、頭がボーッとしていると本の内容も入って来ず。なので、激指の六段と6枚落を何局か繰り返しやってみました。

定跡を進めたあと、いくつかの選択肢で悩む局面が必ず現れます。将棋の面白いところは、序盤のうちは最善手が必ずしも一つではないところです。何度も訪れる、先の見えない分岐点。こんなとき、私はロールプレイングゲーム(RPG)をしていたときの気持ちを思い出します。それも、テレビゲームではなく、いわゆるゲームブックの方。

ゲームブックは今のような携帯ゲームが一般的でなかったときに流行った本で、ストーリーがページ毎にランダムに配置されていて、選択肢によってエンディングが変わっていくというものです。「洞窟の道が左右に分かれている。右へ進む場合は23ページ、左の場合はは55ページへ進め」「ここで階段をおりようか?降りるときは90ページへ、そのまま進むときは62ページへ」というような感じ。常に選択肢によって物語が進行していく、という点でテレビゲーム版よりも近いかな、と思います。

いつのまにか袋小路に入ってしまったりバッドエンドになったりしてしまいますが、慣れてくると自分で地図を書きながら進んだり、方針を立てながら進め、ハッピーエンドに辿り着くことができます。時には手筋というアイテムを手に入れたり、詰将棋で攻撃力を上げるような訓練をしたり…。防具(囲い)も必要ですが、手持ちのお金(駒)は限られているので、配分も考えなければなりません。

どちらにしても、勝利というハッピーエンドに向かいたいのは同じ。ゲームブックの場合、ハッピーエンディングとバッドエンディングの間にも何種類かのエンディングが用意されていて、中には後味の悪いものもあるので、できれば一番良いストーリー(内容)でクリアしたいという点も似てるかな。

また将棋が素晴らしいのは、相手にも同じような物語があって、その進行がよく見えるということ。一度の対局で2人分の冒険が楽しめてしまう。そう考えると、手軽に大冒険が楽しめる将棋は、確かに高尚な勝負事ではあるのですが、やっぱり最高のエンターテイメントだなとも思うのです。難しく考えすぎず、そういう気軽な気持ちで将棋と向かいあうのも、楽しみ方の一つかな、と思います。
[PR]



by hirocomic_shogi | 2011-12-24 11:00 | 将棋日記

社会人になって将棋をはじめたヒロすけ(♀)です。2011年秋より「アマ初段」目指して長い坂道をユルユル登っています。プロフィールはカテゴリ「自己紹介」参照、ツイッターは@hirocomic_shogiです。
by hirocomic_shogi
プロフィールを見る

カテゴリ

全体
自己紹介
将棋日記
本の感想文
雑記
リンク

最新の記事